京都北部経済新聞

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企業利用促進 打開策探る 営業重ね、新規開拓 舞鶴港

京都新聞(11月7日付)

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企業利用促進 打開策探る 営業重ね、新規層広げる 舞鶴国際ふ頭

舞鶴港で来春に利用開始が迫った舞鶴国際ふ頭(愛称「みずなぎ」)の利用企業を求め、舞鶴市の斉藤彰市長や京都府の山田啓二知事が今月初旬に中国に出向き、セールスの力を入れた。総工費約466億円を投じた大プロジェクトは産業振興や貿易活性化への期待を担う。景気低迷や大口顧客が事業所の閉鎖を打ち出すなど課題に直面するなか、地元港湾関係者は打開策を模索している。

「予定を上回る130人もの出席があり、精密機械大手の現地法人が利用に関心を示してくれた」。斉藤市長は帰国翌日に、こう話した。9月の韓国・釜山市に続いて11月2日から3日間、市の友好都市・大連市(中国)を山田知事らと訪問し、セミナーやフォーラムで国際ふ頭をアピールした。

国際ふ頭は、1995年から同市下安久沖を埋め立てて、甲子園球場の3倍半に相当する約13.7haの国際ターミナルとして建設が進む。水深14m、舞鶴港で最長の280mの岸壁を備え、これまで入港できなかった5万トン級の大型貨物船が接岸できる。

「中国、ロシアを視野に入れる企業の生産・物流拠点として売り込む材料がある」と見るのは、兵庫県三田市で大規模工業団地を造成中の大和ハウス工業(本社:大阪市)だ。2012年末に造成完了を目指す団地は、舞鶴港までの近さをセールスポイントにする。高速道で1時間の距離は「渋滞を考慮すると神戸港と変わらない」(同社広報企画室)という。

しかし、国際ふ頭の利用を取り巻く見通しは厳しい。

昨年度の舞鶴港全体のコンテナ取扱量(約3,500個)に対し、市総合計画では、国際ふ頭が開業する2010年度目標を、約3倍の1万1,000個を掲げる。市や府で作る京都舞鶴港振興会は一昨年から北近畿を中心に。延べ3,000社以上の営業活動をしたが反応は鈍い。「舞鶴が京都にあることすら知らない人もいる」という。

ロシアとの関税引き上げの影響で、昨年度の中古車の輸出額はその前年から9割減となった。さらに住宅設備メーカー・トステム綾部工場(綾部市)の閉鎖方針も追い打ちをかける。中国定期航路の全貨物のうち約4割を、同社の大連工場の資材が占めるとみられているからだ。市幹部は「閉鎖が決まっても利用の継続をお願いしたい」と願いを託す。

舞鶴市産業振興部の堤茂部次長は「起死回生策はない。地元な営業活動を重ね、新規開拓で利用層を広げていくしかない」と話している。

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舞鶴港はちょうど日本海側の真ん中に位置し、地理的にも非常にポテンシャルの高い港であるにも関わらず、利用が低迷しています。その大きな要因として背後圏に輸出入型の産業集積が進んでいないことが挙げられます。もちろん、現在、神戸港や敦賀港を利用している舞鶴港周辺の企業へのセールスも極めて大切です。それと同時に高速交通インフラも整備されつつある舞鶴港近辺へ比較的面積の広い工業団地を造成し、輸出入型の企業誘致を行うのが貨物確保の最善策ではないでしょうか。

現在、景気低迷で企業の投資意欲の減退に加え、労働者派遣の規制強化、円高などで企業の海外移転も顕著となっており、企業誘致が厳しい先行きですが、中国やロシアと対岸で接する舞鶴港のポテンシャルを考えれば、この誘致合戦にも打ち勝てると思います。
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