京都北部経済新聞

京都府北部(舞鶴市、福知山市、京丹後市、綾部市、宮津市、与謝郡)の経済情報

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【北部の工業団地 企業誘致停滞、打開へ模索】 景気悪化 撤退も

京都新聞(6月25日付)

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【北部の工業団地 企業誘致停滞 打開へ模索】 景気悪化、撤退も

府綾部工業団地の一角に建つ旧トステム綾部工場。入り口前の道路には「通行止」の看板が置かれ、敷地内には雑草も生え、工場が稼動していた2年前までは想像できないほど静まりかえっていた。

1995年操業の工場の敷地は同団地最大の約20ヘクタールあり、内装材などインテリア建材を生産し、多くのトラックが出入りした。正社員だった40歳台の男性は「フル稼働する工場は活気にあふれ、誇りだった」と懐かしむ。

しかし、住宅着工件数が減少する中、同社は海外での生産比率を上げる方針を示し、10年3月に工場を閉鎖。従業員376人中、パートや契約社員ら非正規従業員約170人が雇い止めとなり、正社員も三重や福島など他工場への異動や再就職を余儀なくされた。

同市商工労政課は「雇用や地域経済活性化に大きな役割を果たしていただけに閉鎖は衝撃だった」と振り返るが、工場の今後については不透明という。

府などによると、北部で「工業団地」と位置づけられるのは13ヵ所。福知山市の長田野工業団地など、20年前までに整備された6団地は全区画が操業中の企業で埋まるが、比較的新しく造成された工業団地は空きも目立ち、企業誘致が進まない。立地後に撤退したり、進出表明後の景気悪化で工場の立地が遅れるケースもある。

こうした事例は府内でも特に北部が顕著だ。府内18市町でつくる府市町村企業誘致推進連絡会議が13日に京都市で開いた会合では、府内に昨年、進出した企業数が東日本大震災や円高の影響で23件と前年比12件増えたことが報告された。

府産業立地課は「震災を受けた企業のリスク分散もあり、設備投資意欲は向上している」と評価するが、府北部への立地はわずか4件のみと厳しい。同課は「消費地にも近く、交通の便もよい府南部の地域性があるのでは」と、企業側が工場用地に求める条件の傾向を分析する。

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綾部では旧トステム綾部工場跡地、また舞鶴ではダイワボウマテリアルズ舞鶴工場跡地や日本特殊産業舞鶴事業所跡地の再活用の動きがなく、非常に危惧しています。

京都北部では交通インフラの整備が遅れ、「交通の便が悪い」というイメージが定着し、長らく企業誘致に苦戦している歴史があります。しかしながら近年では舞鶴若狭自動車道や京都縦貫自動車道が開通し、京阪神地方が1時間~2時間圏内となっており、決して交通の便でも他地域に負けるものではありません。また14年度には舞鶴若狭道が北陸自動車道と直結することから、北陸地方や名古屋・東海地方との時間的距離も短くなり、ますます工場立地には最適な場所となりつつあります。

更に、中国や韓国、ロシアなどと定期航路を持つ舞鶴港も整備が進んでいることから、自治体間の競争激化、国内産業の空洞化が懸念される中ではありますが、地の利を生かした企業誘致、産業集積に期待していきたいと思います。

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