京都北部経済新聞

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「地域の足」存続へ正念場 KTR経営改善へ検討会 京都府

京都新聞(4月25日付)

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「地域の足」存続へ正念場 京都府、KTR経営改善へ検討会

赤字の続く北近畿タンゴ鉄道(KTR)について、京都府は28日、経営改善策を本年度内にまとめるための検討会を福知山市で発足させる。一方で、最も長い運行路線を持つ京丹後市は独自の利用促進事業を始め、「地域の足」の存続に懸命だ。KTRの現状を追う。

KTRは1988年、府や沿線市町が出資する第三セクターの宮福鉄道として開業、2年後に国鉄宮津線を引き継いだ。しかし、当初から乗客は年々減少、現在は年間200万人を割り、20期連続で赤字を計上する。

これを補填するため、2009年度は京都府が約3億円、京丹後市も8,900万円を支出。同社の中島茂晴・経営企画部長も「今後乗客が増えることは考えにくい。立ち止まって考える時」と言う。

このため、京都府は今年2月、関係自治体や専門家による検討会を設け、支援の在り方などを本年度内に決めることを表明した。背景にはこの2年で赤字が約7億円に膨れ、各自治体の負担金が増えたことがあった。特に兵庫県は1,850万円に上がり、「1,000万円が上限」として負担増に強い難色を示した。

28日発足する検討会は、公的支援によるてこ入れとともに鉄道運行と保有資産を分ける上下分離方式、一部廃線なども幅広く検討して改善の方向性をまとめ、9月にも結論を出す。京都府交通政策課は「兵庫県の支援が破綻しつつあり、各自治体が納得できる支援方法を考える」と話す。

これに対し、運行距離が最も長い京丹後市は危機感を持つ。宮津線西部(天橋立-豊岡)が検討会の議論の中心になる見込みで、減便や廃線の可能性もはらむからだ。

同市内の年間利用者は延べ約40万人。一般利用者は約11万人で過去5年で半減、運賃収入も2億5,700万円に落ち込んだ。宮津線西部では普通列車1本当たり一般客46人か、定期券利用者が214人を超えれば黒字を確保できるが、特急を含め1日47本中の6本しかこうした採算ラインに達していない。

しかし一方で、通勤や通学に使う定期券利用者は微減にとどまる。近年の利用者は延べ約30万人を維持し、高校生の通学利用も依然として多い。高齢者の市外への通院など地域の足としての役割は大きく、観光面でも重要な交通機関だ。

「経済効果などを考えると、鉄道がなくなった時の損失は計り知れない」と中山泰市長。市は6月から、高齢者に土日祝日の利用を片道上限200円とする補助事業を始める予定で、「検討会では削減ありきではなく、促進の観点から改善策を強く訴えていく」と話している。

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KTRの「今後乗客は増える事は考えにくい」という考え方をされているならば、大量輸送を担う鉄道輸送は現状を考えると残念ながら「廃線」という結論しかあり得ません。現状、鉄道運行本部が宮津市、本社が福知山市に置かれておりますが、いずれも特急利用客に主眼を置いた立地であり、このような立地がKTRを一番利用する京丹後を蔑ろにしている考え方に至っているのではないかと疑念を頂きます。

確かに経営改善には「縮小・均衡」路線もタブー視するべきではありませんが、まずは利用促進策の策定を中心に考えるべきです。今後とも人口減少が見込まれる丹後地方で、住民から愛され利用される鉄道であることを強く望みます。

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