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京都北部経済新聞

京都府北部(舞鶴市、福知山市、京丹後市、綾部市、宮津市、与謝郡)の経済情報

福知山・三和町のGS消滅 過疎高齢化に拍車も

京都新聞(12月30日付)

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福知山・三和町 ガソリンスタンドがゼロに

福知山市三和町のガソリンスタンド(GS)が今月末でゼロになる。府北部7市町ではガソリン需要や人口の減少などで10年前と比べて約3割が閉店しており、同町の住民は「不便になり過疎高齢化に拍車がかかる」と不安の声をあげている。

資源エネルギー庁によると、全国のGS数は1994年度の約6万店をピークに、ハイブリット車の普及によるガソリン需要減や地下貯蔵タンクの更新費負担などで減り続け、今年3月末には約3万店に半減。市消防本部などによると、市内のGSは89年に61店あったが、現在は27店だ。

三和町には約30年前は4店あったが、すでに同町芦渕のJA全農京都のGSのみ。68年から営業してきたが5つのタンクが更新時期を迎え、補修費が1,000万円以上かかるため、今月末での閉店を決めた。全農京都石油課は「人口減やセルフスタンドの台頭で販売実績が下がり、再投資は厳しい状況」と説明する。

約3キロ離れた同市三俣にGSはあるが、農家(65)は「どこに行くにも車は使う上に、草刈機やトラクターなどの農業機械には油が必要で町内に残してほしかった。不便になり、過疎高齢化が一層進む。小学校も統合になり、いろいろなものが遠くなっていく」と嘆く。

府北部の消防本部や消防組合によると、7市町のGSは10年前の188店から現在は137店に。綾部市では20年前の半分の14店となっている。府石油商業組合(京都市伏見区)は「全国的にGSの利益は減り、北部は経営者の後継者不足と高齢化が深刻で今後も減る可能性がある。過疎地での経営は厳しく対策は難しいとしている。

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福知山市と旧3町(三和町、夜久野町、大江町)の合併以降、公共施設の福知山市街地への集約が進む中、旧3町への投資はほとんど行われず、少子高齢化、人口減少の中、様々なものが消えていっている現状があります。その中でもガソリンスタンド(GS)は営利企業体ではあるものの、地域に必要不可欠な公共インフラでもあり、三和町のガソリンスタンドがなくなることに危機感を感じざる得ません。

全国的にはGSが消滅してしまった町村で、自治体が公営でGSを運営する場合や補助金や助成を行い、地域住民がGS運営に乗り出し、地域からGSを復活させた所もあるようです。合併を機に大きくなった福知山市。ぜひとも旧3町にもその恩恵がもたらされることを切に望みます。
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