京都北部経済新聞

京都府北部(舞鶴市、福知山市、京丹後市、綾部市、宮津市、与謝郡)の経済情報

大阪に本社移転 福知山創業の天藤製薬

京都新聞(6月25日付)

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大阪に本社移転 福知山創業の天藤製薬

京都府福知山市で創業し、痔の薬「ボラギノール」で知られる天藤製薬(同市篠尾)が、7月に本社を大阪府豊中市の大阪本社に移転することが25日までに分かった。福知山と大阪の2カ所に分散していた本社機能を集約し、業務の効率化を目指す。

同社は江戸時代後期、福知山市内で雑貨商として創業。1921(大正10)年に天藤薬化学研究所を設立し、50年に株式会社化した。福知山本社と福知山工場(同市長田野町)を拠点に医薬品の製造販売を行っており、今年3月末現在の従業員数は164人。

数年前から、業務の効率化や職場環境の整備を目的に、大阪本社への業務移転を実施。7月1日付で、福知山本社に残していた情報システム関連や一部の人事業務の移行が完了し、同2日から大阪本社で業務を開始する。

移転後の本社社屋の活用法は未定。福知山工場は、3月に竣工した三田工場(兵庫県三田市)とともに、製造拠点として引き続き稼働する。

同社は「移転後も変わることなく、創業の地で育んだ精神を引き継ぎ、事業を広げていきたい」としている。
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同社にとって大阪への本社移転によりブランドイメージの向上や新卒採用の面で有利に働くことが期待されますが、福知山に本社を置く企業として有名だった同社の移転は福知山市民にとって非常に残念ですね。福知山工場は引き続き稼働するようですが、本社移転に伴って税収面でも福知山市にとっては痛手であり、今後、地元企業の育成し全国に羽ばたく企業を支援する取り組みも必要となってくると思います。
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福知山支店を廃止 JTB

旅行代理店大手のJTB(本社:東京都品川区)は、4月1日の地域会社の再編に伴い、京都府北部で唯一の支店であった福知山支店を廃止し、新設された京都中央支店(京都市下京区)に統合した。統合後は京都中央支店福知山営業所となり、業務体制を大幅に縮小する。

今回の再編はJTB西日本(本社:大阪府大阪市)を本社に統合する計画の中、「全社的な組織再編に伴う営業拠点の再配置計画」により、窓口は残したまま、従来の支店から新設された京都中央支店に権限を移譲、統合した。

同社の福知山支店は日本交通公社時代から半世紀以上にわたり営業を続け、2000年代に舞鶴支店(舞鶴市浜)が廃止・統合されてからは北近畿唯一の支店として個人旅行から団体旅行、法人営業までを行っていた。

福知山営業所では土日祝日が休業となるものの、従来通り個人旅行及び団体旅行の取り扱いは行い、また福知山店として窓口業務も行う。

大河ドラマに明智光秀 誘致活動が功を奏す

京都新聞(4月20日付)

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大河に光秀、ゆかりの地で歓喜 京都・滋賀、経済効果も期待

NHKは19日、2020年の大河ドラマのタイトルが「麒麟がくる」で、主人公の戦国武将・明智光秀役を長谷川博己さん(41)が演じると発表した。脚本は大河ドラマ「太平記」などを手掛けた池端俊策さんが書き下ろす。

明智光秀は世間では逆臣のイメージが強いだけに、光秀とゆかりの深い京都や滋賀の自治体関係者や地元住民からは、喜びの声とともに「名君、知将としての光秀を全国に知ってほしい」と願う声が相次いだ。

京都府福知山市は光秀が福知山城を築き、由良川の治水や城下町の整備など今に続く礎を築いた。「丹波福知山明智光秀公研究会」の西雄直樹事務局長(74)=同市=は「世間では良くないイメージが強いが、福知山では名君として親しまれており、光秀の良さを全国に広げたいと活動を続けてきた」と語った。ゆかりの京都、兵庫、福井3府県の自治体が2011年に設立した「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」会長の大橋一夫福知山市長は「多年にわたる活動が実を結んだ。非常にうれしい」とコメントした。

同協議会で誘致に携わった亀岡市観光協会の楠善夫会長(69)は「大河効果で観光客の増加も期待できる。本能寺の変を起こした『逆臣』のイメージを覆し、知将や文化人としての側面も伝えてくれれば」とドラマに期待した。

長岡京市は、本能寺の変以後、激動の人生をたどった光秀の娘・細川ガラシャの輿入れ先になったとされる勝龍寺城があった。中小路健吾市長は「さまざまな人間ドラマを繰り広げたゆかりの地。必ずや共感と感動を与えてくれる」。羽柴秀吉との「山崎の合戦」の舞台となった大山崎町の山本圭一町長も「天下分け目の地を知ってもらえるチャンス」と笑顔を見せた。

京都府の西脇隆俊知事は「関係市町、団体と連携を深めて盛り上げたい」と歓迎した。

光秀は琵琶湖岸に坂本城を築いた。光秀一族の菩提寺である西教寺(大津市坂本5丁目)執事長で「明智光秀公顕彰会」会長を務める喚阿宏道天台真盛宗宗務総長は「東京オリンピックが開催される歴史的な年で大変うれしい。菩提寺として顕彰活動をより積極的に展開したい」と話した。

滋賀県庁では職員らが和服を羽織って決定を喜んだ。三日月大造知事は「光秀は武芸だけでなく、教養深い武将。近江の地を多くの人に訪れ、知ってもらう機会にしたい」と語った。
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京都府北部の各自治体も協力して推進していた明智光秀の大河ドラマ化は、府北部では福知山地域の観光活性化の起爆剤となる可能性があり、大変喜ばしいですね。個人的には「逆臣」「裏切者」のイメージが強かったため、大河ドラマには不向きかと思っていましたが、実現できたことは関係者の努力の賜物と思います。

さて、史実では光秀公と福知山の関わりは、岐阜県や本拠地を置いた亀岡市と比べると少ないのがネックとなりますが、それでも福知山と光秀公のゆかりの地は多くあり、どのように描かれるか楽しみですし、セット撮影ではなく、現地での撮影などがあるかなど興味が尽きません。

いずれにしても福知山のみならず、府北部への観光誘客につながることを期待したいですね。

福知山営業所を廃止 府北部から撤退 読売旅行

旅行代理店の読売旅行(本社:東京都中央区)はこの程、京都府北部の営業拠点としていた福知山営業所を廃止し、京都滋賀予約センターへ統合すると発表した。同営業所の統合により同社は府北部から撤退する。

読売旅行は読売新聞社の子会社として設立され、全国展開する旅行代理店。府北部では福知山市字天田に営業所を設けていたが、個人旅行やインターネット販売の普及、また福知山周辺部での商圏人口減少などが重なり、今回の営業所閉鎖となった。

福知山営業所の営業は3月31日までで4月1日より京都市にある京都滋賀予約センターに統廃合される。


旧三和町唯一のスーパー閉店 福知山

京都新聞(2月7日付)

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三和唯一のスーパー閉店へ 高齢者「不便」「過疎進む」

福知山市三和町で唯一営業するスーパー「三ツ丸ストア三和店」(同町千束)が18日で閉店する。直近の商業施設は車で往復30分以上かかり、三ツ丸ストアは今春から、移動式スーパーを町内に出す予定だが、高齢者らからは不安の声が出ている。市や関係団体は対策の検討を始めた。

三ツ丸ストア(同市)によると、同店は1986年に開店。市三和支所近くにあるが、大型の商業施設の出店などで売り上げが減り、「苦渋の決断」で閉店を決めた。同社は、軽トラックによる移動式スーパー「とくし丸」を、町全域に広げ、利用を呼び掛けていくとする。

高齢者からは「不便になって過疎が進む」「車が運転できないので自由に買い物ができなくなる」との声が出る中、町内限定で高齢者らを車で運ぶ事業をする「三和地域協議会」は、支所から約10キロ離れた同市多保市の商業施設への運行を検討。市社会福祉協議会三和支所は、介護士が三和店で買い物をして高齢者宅で食事をつくる訪問介護事業で、一番近い商業施設への買い物など支援の見直しを迫られる。

市は、近くの学校給食センター建設計画跡地を売却する方針で、地元特産品の直売所併設を条件に、事業者を4月から公募することを昨年末に明らかにしている。だが、三和店の閉店を受け、同支所は「新店舗の誘致や買い物バスなどの対策を検討し、住民生活に支障が出ないようにしたい」とし、今月中に関係団体や自治会を集めて対策を練る。
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同スーパーも売上が最盛期の半分以下となれば、民間営利企業として撤退は仕方がなく、今後は行政が買い物弱者となる旧三和住民のフォローを行うべきでしょう。しかしながら旧3町が福知山市と合併したのが平成18年1月でしたので、早12年が経ちましたが、福知山市街地の整備は進む一方、旧3町の衰退は著しく、合併当初の均衡ある発展とは程遠くなっているように感じます。市場原理だけでは地方の衰退は必至であり、行政の力も活用し、旧3町など周辺部の振興も考えてほしいと思います。
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