京都北部経済新聞

京都府北部(舞鶴市、福知山市、京丹後市、綾部市、宮津市、与謝郡)の経済情報

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赤れんが倉庫、カフェやホテルに 舞鶴でパーク整備

京都新聞(5月18日付)

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赤れんが倉庫、カフェやホテルに 舞鶴でパーク整備

舞鶴市の人気観光スポット、舞鶴赤れんがパーク(同市北吸)や周辺のまちづくり実施計画を市がこのほどまとめた。赤れんが倉庫を飲食店や宿泊施設として活用するほか駐車場の増設、遊歩道や展望台の整備などで年間来場者数150万人を目指す。

基本方針は、国の重要文化財の赤れんが倉庫群、海、港のイメージや魅力を最大限に生かしながら旧海軍ゆかりの舞鶴のブランドを形成する。赤れんがパークは2012年度にオープンし、17年度の年間来場者は約69万人。

倉庫群は未利用を含めて修理や修繕を実施し、民間事業者を募って倉庫内でレストランやホテル、カフェ、ホールなどを運営する。防衛省の施設となっている赤れんがパーク西側の三角形の土地には駐車場や広場を整備し、道の駅の開設も検討。国道27号を挟んだパーク向かい側の財務省用地にも観光バス用の駐車場を設ける。

現在のパーク駐車場からパーク北側の道路にかけて海辺の風景を楽しめる遊歩道を造り、海軍ゆかりの桜並木にして展望デッキも配する。西側の文庫山は、海や海上自衛隊の艦艇が眺められる高台の良さを生かし展望台を設置し、飲食や物品販売もできるようにする。

事業期間は2019年度から約10年間で用地買収を除く総事業費は約30億円を見込む。市企画政策課は「実現には関係機関の協力が必要だが、民間活力を導入して財政負担を抑えながら整備したい」としている。
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インバウンド(訪日外国人)のみならず国内観光客も急増している舞鶴市ですが、特に赤れんがパークは戦前の異国情緒漂う雰囲気が特に人気があり、近年は大きく観光入込客数を増加させています。

ただイベント開催時は飲食関係の屋台などが多数出店するものの、平時は数店の飲食店があるだけとなっています。また宿泊施設も東舞鶴駅周辺や潮路通り沿いにしかなく、イベント開催時には不足するなど、ハード面の不備も指摘されてきました。

今回、舞鶴市が周辺整備や民間事業者を公募し、観光客の利便性の向上と一段と魅力をアップさせようとする試みは大いに期待したいと思います。隣接する海上自衛隊の舞鶴基地見学とともに、京都府北部の観光振興に一役も二役も買ってほしいですね。
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岸壁延長、大型クレーン増設 「舞鶴国際ふ頭」機能強化へ 舞鶴港

産経新聞(5月13日付)舞鶴支局版

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舞鶴港の「国際ふ頭」機能強化 岸壁延長、大型クレーン2基に

京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭」(舞鶴市下安久)の機能強化工事が終了し、12日、同ふ頭で完成記念式典が行われた。岸壁を延長し、貨物用大型クレーンを2基に増設。物流機能の強化などが期待されている。

舞鶴国際ふ頭は平成22年4月に使用開始。機能強化事業は国が25~29年度、府が26~29年度に実施した。国が岸壁を280メートルから350メートルに延長。府が「第2ふ頭」(同市松陰)にあった貨物用大型クレーン1基を移設し、ふ頭用地を4.2ヘクタール拡張して総面積は17.9ヘクタールとなった。事業費は国が31億円、府が14億円。

機能強化で、1万トン級のコンテナ船と5万トン級のばら積み貨物船の計2隻の同時接岸、積み卸し作業が可能になり、16万トン級の大型クルーズ船の寄港にも対応できるようになった。

この日の完成記念式典には約200人が参加。簗和生国土交通大臣政務官が「機能強化の完成で、京都舞鶴港が多様化するニーズに応じて、さらに飛躍することを期待します」と式辞を述べた。西脇隆俊知事は「日本海側における物流、人流の総合ゲートウェイとして、府北部地域だけでなく府全体に経済効果を波及させ、災害時にも貢献するものと確信しております」と期待を寄せた。その後、参加者らはテープカットで事業の完成を祝った。

京都舞鶴港では29年にコンテナ取り扱い量が過去最高の1万3,402TEU(長さ20フィートのコンテナ個数)に達し、総貨物量は8年連続で1千万トンを超えている。
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近年、国際貨物の取扱量が急増している京都舞鶴港ですが、今回のガントリークレーンの増設及び岸壁延長により、貨物の荷揚げ時間が短縮される他、クレーンの点検・故障時のバックアップとして機能とすることとなり、港の受け入れ態勢が強化します。

いずれにしても京都府北部地域の工業の中核である舞鶴港の機能強化が図られたことは非常に喜ばしく、今後も更なるソフト・ハード両面の機能強化が図られていくことが期待されます。

日本海側観光は「プラチナルート」 縦断ルート確立へ協議会

京都新聞(4月27日付)

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日本海側観光は「プラチナルート」 縦断ルート確立へ協議会

高速バスや鉄道事業を手掛けるWILLER(ウィラー、本社:大阪市)と京都府舞鶴市、滋賀県長浜市を含む7市などは26日、太平洋側に対抗する新たな観光ルート確立を目指す「日本海縦断観光ルート・プロジェクト推進協議会」を東京都内で設立した。日本海沿いの観光資源を生かす旅行商品の開発などで「日本海ブランド」をアピールし、外国人観光客の取り込みを図っていく。

協議会は7市と59の企業・団体で構成。設立総会後の会見で、会長に就任した篠田昭新潟市長は東京-大阪間の定番観光ルート「ゴールデンルート」の隆盛に触れ、「日本海側も『プラチナルート』という位置まで高めていきたい」と意気込みを示した。

5月22日に協議会のホームページを開設し、多言語で情報を発信する。第1弾として、西舞鶴駅と金沢駅発着の食や観光を楽しむバスツアー、京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」で日本海の地酒とつまみを楽しむ旅行商品などを販売する。

ウィラーと日本海側の自治体は昨年9月にプロジェクトを立ち上げ、協議会設立に向けた準備を進めていた。
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今までインバウンド(訪日外国人)需要をけん引してきた「成田空港-東京-富士山-京都-大阪-関西国際空港」を結ぶゴールデンルートの他、アジアからの観光客に人気の「中部国際空港-名古屋-飛騨高山-金沢-輪島-小松空港」のドラゴンルートなど、訪日外国人に人気の高いルートには多くの観光客であふれ、絶大な経済効果を生んでいます。

今回、確立をめざす日本海縦断観光ルートは、新潟県から金沢など北陸地方、京都府北部から豊岡市などの兵庫県北部を結ぶルートで、豊富な観光資源が点在し、魅力あるルートである事は間違いありません。一方、日本海側の交通インフラは脆弱で、新幹線や高速道路で結ばれていない地域を含んでいます。それだけにバスや鉄道在来線で行き来することになるため、訪日外国人が乗り換えや途中下車する機会が増え、不便を強いる反面、企画されたイベントだけでない地域の魅力を見てもらえる絶好のチャンスではないでしょうか。

ふらっと訪れた訪日外国人をどのようにおもてなしできるか、住民1人1人が思いを巡らしてみるのも良いかも知れません。

訪日客 西舞鶴中心に増加 観光施設、街並み人気

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訪日客 西舞鶴中心に増加 観光施設、街並み人気

舞鶴市では西舞鶴地域を中心にインバウンド(訪日外国人客)が増え始めている。観光施設や地域の街並みが人気を集め、宿泊施設や観光案内所は対応に追われている。市などはさらに認知度を上げてにぎわいにつなげようと呼び込みに力を入れている。

旧城下町の町屋を改装したゲストハウス「宰嘉庵」(同市平野屋)では今年、18日までの利用者は143人で、うち外国人客が65人と45%を占めた。4月上旬に台湾からの個人旅行で利用した林玉蘭さん(56)は「日本が好きで京都市には3回ほど行った。府北部は初めてで街歩きを楽しみたい」と話した。

京都府が公表している外国人宿泊客数によると、舞鶴市は2012年は814人だったが、14年には6,886人に増加。16年には1万537人と1万人を超え、府内では京都市、宮津市に次いだ。国・地域別では中国、台湾、韓国などアジアが多い。

舞鶴市観光商業課によると、西舞鶴地域は京都丹後鉄道が通って宮津市の天橋立や伊根町の舟屋へのアクセスが良く、道の駅「舞鶴港とれとれセンター」(舞鶴市下福井)が特ににぎわっている。最近では漁師町の情緒が漂う吉原地区が台湾や香港、韓国の有名ブロガーに「京都のベニス」「東洋のベニス」と紹介され、人気の撮影スポットになっている。

西舞鶴駅(同市伊佐津)にある「まいづる観光ステーション」では、17年の外国人の来訪者は2,411人と16年(970人)の2.5倍に急増した。舞鶴港のクルーズ船寄港が過去最多になったのも追い風となり、職員の岸田佳奈さん(31)は「外国人観光客が何組も訪れ、対応が追いつかない時もある」と語る。

増加の背景について府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)は「外国人観光客がリピート化して地方に足を延ばし始め、府北部にも影響が出ているのではないか」とみる。

ただ国内各地で外国人観光客の呼び込みが激しくなっており、観光関係者の埋没への危機感は強い。市やまいづる広域観光公社は誘客を加速させようと、海外の旅行会社への売り込みや旅行博覧会への出展を実施。舞鶴だけではなく、府内や近隣の地域とセットでの呼び込みを目指し、海の京都DMOや亀岡、宇治観光協会、若狭湾観光連盟(福井県)などと連携を強める。

SNS(会員制交流サイト)を活用した情報発信など外国人観光客を担当する台湾出身のまいづる広域観光公社のスタッフ陳縈(えい)さん(29)は「海鮮や季節の花の投稿は特に反応が良い。今後は、地域と一体になった受け入れ態勢の整備や市内を周遊してもらう仕組みが必要」と指摘する。
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国土交通省の公表したデータによると、訪日客13人分が定住人口1人に匹敵する経済効果があると言われており、観光客の増加は経済にとっても良い傾向である事は間違いありません。ただ記事でも指摘されていた通り、国内各地のインバウンド争奪戦が年々激化しており、「おもてなし」のない地域には決してリピーターは来ませんので、あっという間に廃れてしまうという事も十分に考えられます。舞鶴市だけでなく、宮津市や京丹後市、または福井県嶺南地方とも連携し、観光周遊性を高める努力、また市民1人1人が観光客を迎え入れる「おもてなしの精神」の醸成が必要不可欠となってくるのではないでしょうか。

またソフト面だけでなく、ハード面でも街中の案内板に英語表記の他、中国語・韓国語の併記を行うなど配慮が必要ですし、宿泊施設の不足も指摘されているため、民間投資を促進する施策も求められると思います。

今後、舞鶴港への大型クルーズ船の寄港増加を背景に、府北部にインバウンド需要は高まっていくことが予想されます。この追い風を生かせるかどうかが府北部再生の第一歩となることから、今後2~3年が大きな勝負となりそうです。

管制課程を新設 海上保安学校 舞鶴

京都新聞(4月11日付)

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海保学校に管制課程新設 専門人材を育成 舞鶴

海上保安学校(舞鶴市長浜)に今月から管制課程が新設され、開設式が10日、入学式に合わせて同校であった。全国から集まった学生20人が海の交通整理を担う運用管制官を目指す。

管制課程は、船舶の大型化などで管制業務が複雑化するのに伴い、専門性の高い人材育成のため設置された。2年間で管制に関する専門技術や知識を学ぶ。

式で粟津秀哉学校長が「第1期生という自負を胸に学業と心身の鍛錬に励んでほしい」とあいさつ。学生を代表して舞鶴市出身の上田留偉さん(20)が「海上交通の安全を守る運用管制官を目指し努力することを誓う」と決意表明した。

先立って開かれた入学式には5課程の約300人が出席。管制課程の田中萌愛さん(18)=和歌山県出身=が女性初の入学生宣誓をした。
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全国で唯一、海上保安官を養成する舞鶴海上保安学校ですが、この度、海上管制官を養成する管制課程が新設されました。昨今の海上交通の複雑化や国際情勢など海上保安官に求められるスキルは高まっており、専門課程の新設により、より高度な管制官が舞鶴の地より輩出される事を誇りに思います。

また海上保安学校の志願者数は増加傾向にあり、校舎や宿舎不足も指摘されています。優秀な人材を確保するためにも校舎の新・改築や宿舎の増設などを前向きに検討していく時期にきており、積極的な施策が求められているのではないでしょうか。
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