京都北部経済新聞

京都府北部(舞鶴市、福知山市、京丹後市、綾部市、宮津市、与謝郡)の経済情報

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「森・海の京都」推進に重点 京都府予算案の北部事業

京都新聞(2月11日付)

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「森・海の京都」推進に重点 京都府予算案の北部事業

京都府は10日、2016年度当初予算案を発表した。観光振興キャンペーン「森の京都」や「海の京都」の事業を中丹、丹後でそれぞれ推進。2020年の丹後ちりめん創業300年に向けた事業なども盛り込んだ。また府北部での防災事業で、原発事故時に避難路になる道路整備に加え、高浜原発30キロ圏の広域避難計画を踏まえて京都市や兵庫県などとも連携する広域避難訓練や、日本海側の津波に備えた津波災害警戒区域の指定や被害想定なども行う。

■散策ルートを新設
【中丹管内】「森の京都」事業の一環で散策路やトレッキングルートを新設。福知山市と宮津市を結ぶ今普甲道(宮津街道)や大江山の毛原峠を通る元普甲道の一部で石畳の古道などを、トチノキが群生する綾部市睦寄町古屋や洞(ほら)峠周辺でトレッキングルートをそれぞれ整備、温泉や地場産品店などとも連携する。

舞鶴市倉谷の中丹東保健所を新築移転。17年4月開所予定で、防災拠点スペースを設け医薬品なども備蓄する。

舞鶴港のエネルギー拠点化に向け再生可能エネルギー発電施設の新規立地を促進する。

原発事故時の孤立を防ぐため、高浜原発5キロ圏に近い舞鶴市の大浦半島の府道田井中田線と、綾部市奥上林地域の府道小浜綾部線の道路を改修する。

■学生が観光プラン
【丹後管内】「海の京都」事業の一環で、観光を学ぶ専門学校生が丹後地域の観光プランを作る「バーチャル旅行会社」の経費を計上。重点「道の駅」に選ばれた丹後王国「食のみやこ」(京丹後市)で食の祭典を開いて丹後の海・山・里の幸をPRする。

丹後ちりめん創業300年を前に、織物業者と高校生による着物文化の発信イベントも企画。ユネスコの正式事業化を受けた山陰海岸ジオパークの推進事業として、兵庫、鳥取両県と連携した広域周遊観光、外国語対応の情報発信アプリ開発などに取り組む。

阿蘇海と流域(宮津市、与謝野町)の環境改善のためアサリやポップなど自然の恵みを楽しむ催しを開き、カキ殻回収・資源化を進める。
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記事の内容以外にも北陸新幹線の敦賀以西ルートで京都府北部を経由するルート案のPRに200万円が計上されるなど、府北部への産業・観光振興に手厚い予算配分となりました。

本年も観光振興策の柱として「森の京都」「海の京都」事業が継続されるようです。昨年の「海の京都」キャンペーンは好評を博し、観光客は丹後地方や舞鶴地方で大幅に増加、観光客の平均滞在時間も大きく伸びる結果となりましたので、今年の「森の京都」キャンペーン開始で、昨年の「海の京都」では盛り上がりがイマイチだった福知山市や綾部市での盛り上がりも期待されます。

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茶製造・コーヒー卸が相次ぎロシア進出 舞鶴港定期便追い風

京都新聞(10月16日付)

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ロシア進出 熱視線 茶製造・コーヒー卸 舞鶴港定期便追い風

京都の茶製造やコーヒー卸などの企業が、ロシアに相次ぎ進出している。紅茶の愛飲家が多いため、店舗展開や輸出を通じて販路を開拓する狙いがあり、巨大市場に熱い視線を注ぐ。京都舞鶴港(舞鶴市)を経由するロシアとの定期便の運航開始を受け、京都府も進出を後押ししている。

茶製造販売、舞妓の茶本舗(京田辺市)は、年内にウラジオストクの高級スーパー向けに抹茶と玄米をブレンドしたティーバッグの輸出に乗り出す。ロシア語のホームページを設けて通信販売を行ってきたが、販売量の拡大を目指す。

日本茶をアピールするため、抹茶を使ったチョコレートの菓子も合わせて販売する。田宮正康社長は「日本製品の安全性は現地でも有名で、少しずつ魅力を浸透させたい」と期待する。

コーヒー焙煎卸の小川珈琲(京都市右京区)は、ウラジオストクのスーパーや喫茶店から依頼を受け、昨夏から豆の輸出を始めた。現地の取扱店で挽き方や抽出を指導中で「紅茶に代わるホットドリンクとして需要が見込める。極東を足がかりにシベリアにも進出したい」(総合開発部)と意気込む。

今春、サンクトペテルブルクに日本茶専門店を初めて開設したのは、福寿園(木津川市)。20~40代の若い客が多いのが日本との違いといい、「入れ方から丁寧に説明し、茶文化を根付かせたい」(広報担当)と話し、試飲販売に力を入れている。

日本海の境港(鳥取県)から韓国、ロシアを結ぶ国際フェリーの航路が7月から京都舞鶴港に延伸した。このため京都府は9月にウラジオストクで日本の茶やコーヒー、食品などを扱う19社を集め、現地バイヤーとの商談会を開いた。府海外経済課の担当者は「反応は上々でバイヤーから引き合いも多かった。今後も広がりを見せるはず」と手応えを示した。

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舞鶴港ではロシア向け定期航路が隔週寄港でしたが、本年11月5日より毎週寄港に増便されるなど、貨物量も着実に増加しています。特に京都縦貫自動車道や舞鶴若狭自動車道の全線開通により、京都府南部などの京阪神地域、また名古屋などの中京圏との時間的距離が近くなり、大阪港など他港から舞鶴港へシフトする荷主も増えてきているようです。

今後は京都府内の企業に対して海外進出の後押しができるよう、国際航路の充実とともに支援体制をいかに構築できるかが課題となってくるのではないでしょうか。

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高速道路案に一本化 舞鶴-三田ガスパイプライン

京都新聞(11月18日付)

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高速道路案に一本化 舞鶴-三田ガスパイプライン

液化天然ガス(LNG)など日本海側のエネルギーインフラに関する京都府や兵庫県の研究会は17日、京都市上京区の府公館で3回目の会合を開き、両府県が国への提言に向けた中間取りまとめ案を示した。2案あった京都舞鶴港(舞鶴市)-兵庫県三田市間のガスパイプラインルートは、「高速道路への敷設」に一本化した。実現に向けた規制緩和を国に求める。

両府県は、提言を早期にまとめ、全国的なガス導管整備計画策定を予定している経済産業省や、高速道路を所管する国土交通省に対して年内に提出する方針。

10月の前回会合で両府県は、舞鶴-三田間のパイプラインルートに関して、一般道、高速道に敷設する2案を提示していたが、中間取りまとめ案では、工期などの点で高速道案が「有望」とした。

国には、同ルートを国の新たな計画に採用するとともに、整備に向けて高速道占用に関する規制緩和や国事業での整備を検討するよう求める。

このほか、日本海側の空白地解消のため、富山県から山口県までを結ぶパイプライン整備も必要とした。京都舞鶴港でのLNG基地設置や、日本海側での次世代資源メタンハイドレート開発促進も、要望として盛り込んだ。
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今後予想される南海トラフ大地震等の発生時のライフラインの代替手段確保のためにも舞鶴-三田ガスパイプラインの建設は非常に重要です。特にLNG基地は、現在、太平洋側ばかりに集積しており、日本海側では新潟県にあるのみであり、京阪神に距離的に近い京都府北部に基地を設置することで、エネルギーの安全供給に大きく寄与するものと思料します。

今回の研究会では舞鶴自動車道に沿った形でのガスパイプラインの敷設がコスト面で有利であるという一定の結論が出ました。今後はこの案を軸に数百億円といわれる費用面の問題や、具体的な規制緩和策など一つづつ課題を解決していってほしいと思います。

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日本海エネ部会を設置 振興議連

京都新聞(11月12日付)

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日本海エネ部会を設置 振興議連

京都府北部など日本海沿岸地帯振興促進議連(河村建夫会長)は11日、東京都内で総会を開き、次世代の国産エネルギー資源として期待されるメタンハイドレートの開発利用を促す「海洋エネルギー資源利用・ガスパイプライン整備促進(日本海エネルギー)部会」を設置した。部会長に自民党幹事長の谷垣禎一衆院議員(京都5区)が就任した。

メタンハイハイドレートは周辺海域に相当量あ埋蔵していると見られ、国が丹後半島沖でも調査を進めている。部会の新設は京阪神へのガス供給に向け京都舞鶴港(舞鶴市)を含む日本海側から阪神地区を結ぶガスパイプライン網を促進していく狙いがある。

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メタンハイドレートの商業化は難しい課題がありますが、96年の調査段階でも日本近海にある埋蔵量は我が国の年間消費量の約100年分あるとわれます。ただ現在、埋蔵量調査が進んでいるのは太平洋側だけであり、南海トラフ大地震など大災害時などのライフライン維持のためにも今後は日本海側の調査が急がれています。京都府北部が新潟県などとともに国の有力な候補地の1つであり、今後の開発促進が期待されます。

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京都縦貫道全通効果、休日交通量2倍に 観光客も3割増

京都新聞(10月20日付)

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京都縦貫道全通効果、休日交通量2倍に 観光客も3割増

国土交通省は、7月に全線開通した京都縦貫自動車道の夏季利用状況などをこのほど発表した。新たに開通した京丹波わちインターチェンジ(IC)-丹波IC間の周辺で、休日の交通量が前年と比べて約2倍になった。府北部の観光地の来場者も3割近く増加。同事務所は「アクセスの向上が、観光の活性化にもつながっているのではないか」とみている。

全線開通翌日の7月19日から8月31日まで、舞鶴大江IC-久御山ジャンクション間の11区間で調査した。新たな開通区間の京丹波わちIC-丹波IC間の交通量は1日平均1万2,700台。休日だけでみると同1万7,700台だった。

他の区間では全線開通後の交通量が、前年と比べて1~7割増えた。とりわけ南側より北側の区間で増加が目立ち、新開通区間北側の綾部安国寺IC-京丹波わちIC間の休日交通量は前年比95%増の同1万6,800台だった。

観光への波及効果に関しては、舞鶴赤れんがパーク(舞鶴市)や天橋立ビューランド(宮津市)など府北部の観光地や道の駅計8カ所を調べた。7月21日~8月31日の来場者は計53万2,400人に達し、前年より25%以上増えた。日帰り観光客の滞在時間が増え、観光消費額も拡大する傾向がみられたという。

ただ、調査期間は府や府北部の市町が取り組む観光イベント「海の京都博」の開催時期と重なっており、「観光地への来場者増が全線開通によるものかは明確には分からない」(国交省)という。今後は、全線開通で観光客が通過してしまうとの懸念もあった丹波地域の影響も調査する。

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京都縦貫道の全線開通により、京都府北部の観光客数は飛躍的に増加しており、大きな経済効果が続いています。この恩恵を一過性のものとしないためにも、北部の各市町や観光関連施設は、1度だけでなく、2度、3度と来たくなる魅力ある観光地となるよう、創意工夫が求められます。

また京都縦貫道の交通量は、一般に4車線化が必要となる基準である1日1万台を大きく超えていることから、早期の全線4車線化が望まれます。今後とも京都府北部の観光振興や産業育成、企業誘致のための投資に期待したいと思います。

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